スローロリスの地域変異〜只今更新中〜

スローロリスの地域変異〜只今更新中〜


スローロリスのカラーバリエーションを亜種及び産地(地域)別にまとめてみました。
イラスト中に含まれる英語表記部分は参考にさせて頂いた「loris-conservation.org」のサイト内にあるカラーバリエーション表に記載された表記のまま引用させて頂いておりますが、産地ごとに顔や体の色、模様などにも違いがあり、それらの特徴から種または亜種を特定することも可能ですので、現行で追加が可能なカラータイプ、アルビノ個体や白変種といった珍しいタイプのものも今回、新たに追加させて頂いていますので是非ご覧下さい。



地域ごとのカラーバリエーション

主な生息地は、中国南部、ベトナム、ラオス、カンボジア、インド北東部、バングラデッシュ、ビルマ、タイ、マレー、スマトラ島、ジャワ島、ボルネオ島、フィリピンなどになりますが、分類学者によっては本種を2種と考える者や5種であると考える者など、分布域も広く産地ごとの体格差やカラーバリエーションが豊富なため、亜種問題に関しては各方面での諸説があるが、今現在では、ベンガルスローロリス[N.bengalensis]、 スローロリス[N.coucang] 、ジャワスローロリス[N.javanicus] 、ピグミースローロリス[N.pygmaeus] この4種が妥当だと思います。






スローロリスのタイプ別概要

 ■Type:01~04
 「 Typical N.bengalensis 」
学名:Nycticebus.bengalensis 英名:Bengal Slow Loris
和名:ベンガルスローロリス(別名:キタスローロリス)学名のベンガレンシスの愛称で呼ばれる場合もある。
成体時の体長で300-400mm程度とされ、スローロリス属の4種の中では一番サイズの大きいタイプのロリス。
フルサイズの状態で身体の大きさが目測で一升瓶サイズあり、体重が2キロ近くもあるのであればこのタイプで間違いないと思います。
しかし、当時タイ経由で入荷されていたこのタイプの個体群は普通サイズのN.coucang「スローロリス」に混じって入荷、個体差程度の認識のまま流通してしまっていたため “大きいサイズのタイ産…”という程度の認識で飼育されている方も少なくない。
飼育年数が進み、情報量が増えた昨今、この亜種の違いに気が付いたというような方も多いと思われます。
※本来、ベビーサイズでもN.bengalensisとN.coucangでは手の平の大きさや腕の太さなどで判別できます。

 ■Type:05~06
 「 N.bengalensis, Cambodia 」
上記ベンガル、ベンガレンシスのカンボジア産としての扱い、国内の流通量としてはベンガルと同じような理由からカンボジア産として扱われたことは一般的にはほとんど皆無だと思われる。

 ■Type:07~08
 「 Origin unknown. Southern N.bengalensis or subpopulation,synonym N.c.tenasserimensis? 」
 ■Type:09~12
 「 Southern forms from Thailand,Burma,bengalensis or synonym N.c.tenasserimensis 」
当時のミャンマー(ビルマ)産の個体に付けられていたN.c.tenasserimensisという学名表記のものとする個体が含まれているが、産地以外での個体差はないという事で現在は亜種説が淘汰され使用されていない。

 ■Type:13~16
 「 N.coucang Malaysia 」
マレー半島、マレーシア産の個体群、現行での学名はNycticebus coucang
英名はSunda Loris、和名はスローロリス。又は、スンダスローロリス、ボルネオスローロリスとも呼ばれる。
成体時の体長で250-350mm程度、体重で500-700g程度だと思われる。

 ■Type:17~19
 「 N.menagensis 」
ボルネオ島産の個体群、現行での学名はNycticebus coucang、英名はSunda Loris、和名はスローロリス。
スンダスローロリス、ボルネオスローロリスとも呼ばれる。
成体時の体長で250-350mm程度、体重で500-700g程度だと思われる。

 ■Type:20~22
 「 Typical N.javanicus 」「 N.javanicus? (Hybrid?) 」
ジャワ島産の個体群、現行での学名はNycticebus javanicus、和名はジャワスローロリス。
成体時の体長で250-350mm程度、体重で600-800g程度だと思われる。

 ■Type:23~24
 「 N.coucang Sumatra 」
スマトラ島産の個体、現行での学名はNycticebus coucang、英名はSunda Loris、和名はスローロリス。
スンダスローロリス、ボルネオスローロリスとも呼ばれる。成体時の体長で250-350mm程度。体重で600-700g程度だと思われる。

 ■Type:25~26
 「 N.coucang? Origin unknown 」「 N.menagensis 」
産地不明個体とボルネオ島産の個体、Type:17~19と同様。現行での学名はNycticebus coucang
英名はSunda Loris、和名はスローロリス。スンダスローロリス、ボルネオスローロリスとも呼ばれる。
成体時の体長で250-350mm程度、体重で500-700g程度だと思われる。

 ■Type:27~32
 「 N.pygmaeus 」
現行での学名はNycticebus pygmaeus、英名はPygmy Slow Loris。
和名はピグミースローロリス。ショウスローロリスやレッサースローロリスとも呼ばれる。
4種の中では一番小さく成体時で体長で180-300mm程度、体重で250~450g程度だと思われる。


曲鼻猿亜目
Strepsirhini
ロリスはキツネザルやメガネザルと同じ原猿類に分類されるサルです。
そのロリス科は、アフリカに生息しているグループとアジアに生息しているグループに分けられます。

アイアイ下目
Chiromyiformes
キツネザル下目
Lemuriformes
ロリス下目
Loriformes
ロリス科
Loridae
ポットー亜科
Perodicticinae
アンワティボ属
Arctocebus
ゴールデンポットー
Arctocebus aureus
Golden Angwantibo
Golden Potto
アンワンティボ
Arctocebus calabarensis
Calabar Angwantibo
Calabar Potto
ポットー属
Perodicticus
ポットー(ポト)
Perodicticus potto
Potto
ニセポットー属
Pseudopotto
ニセポットー(ニセポト)
Pseudopotto martini
False Potto
Martin's False Potto
ホソロリス亜科
Lorinae
ホソロリス属
Loris
アカホソロリス
Loris tardigradus
Red Slender Loris
ハイイロホソロリス
Loris lydekkerianus
Gray Slender Loris
スローロリス属
Nycticebus
スローロリス
Nycticebus coucang
Sunda Loris
ベンガルスローロリス
Nycticebus bengalensis
Bengal Slow Loris
ジャワスローロリス
Nycticebus javanicus
Jawa slow Loris
ピグミースローロリス
Nycticebus pygmaeus
Pygmy slow Loris









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